2025-12-10
反り腰について
【反り腰】
腰椎という腰の骨は元々すこし前方に弯曲していますが、その弯曲が過剰となった状態を反り腰と言います。
腰の反りが強い状態の時は骨盤も前傾し、お尻が浮き出た姿勢になるのが特徴です。
専門的には骨盤前傾と言い骨盤が前側へ倒れて坐骨が後方に出っ張っていることを指します。
慢性的に反り腰が続くとお腹がぽっこりと出てきてしまったり慢性的な腰痛になってしまうことがあります。
反り腰になる原因は腰椎だけの問題ではなく、骨盤や下肢などの影響をうけた結果反り腰になってしまいます。
具体的には
①太ももや股関節の前側の筋肉などの緊張が強くなることによって骨盤が 下方に引っ張られ骨盤が前傾してしまいます。結果腰椎の前弯が強くなってしまい反り腰の完成です。
②腹筋が弱くても骨盤が前傾してしまいます。腹筋は恥骨と言って骨盤の一部に付着します。
腹筋が弱くなることによって骨盤を上方へ引き上げ支える力が弱くなり骨盤が下方に引っ張られてしまいます。
③背中(腰)の筋肉が緊張していると骨盤の後ろ側を持ち上げてしまうので骨盤の前側は下方に下がり前傾してしまいます。
④妊娠や急激な体重の増加によってお腹が前方に出た体形になってしまうとお腹の重みを支えようと腰を反らせて立つようになり反
り腰になります。
⑤ヒールの高い靴をはくと反り腰の原因となりやすくなります。
ヒールの高いくつは足の前方に体重がかかりやすくなり身体が前に傾いた状態になります。
その姿勢を正そうと腰を反らすため反り腰になってしまいます。
反り腰になると、常に腰に負担がかかり慢性的な腰痛になりやすくなります。
腰を反らせるという事は背骨の脊柱管という神経が通る管をせばめてしまうため神経痛や脊柱管狭窄症などになる可能性があります。
背骨の後ろには棘突起という骨の出っ張りがあります。腰を反らせるとその出っ張りが上下でぶつかります。
骨同士がぶつかる状態でバレーボールなどの腰を反らせるスポーツをしていると分離症などの骨の疾患につながる場合が有るので注意が必要です。
他にも反り腰になることによって股関節や膝に痛みが出始めたりすることもあります。
腰はもともと少し反っていますが、腰の反り感が許容範囲を超えるとさまざまな症状を引き起こしてしまうので改善が必要です。
ではセルフチェックをしてみましょう。
仰向けに寝た時に腰と床の間に隙間ができるかと思います。
この隙間が手の平1枚以下でしたら正常です。手の平1枚以上の隙間がある場合は反り腰の可能性があります。
寝なくても壁に背中をつけて立ってもできるので試しにやってみて下さい。
反り腰のセルフケアをいくつか紹介いたします。
①仰向けに寝ていただいて、膝を立てます。
息をフーッと吐きながら腰を床に着けます。そのまま5秒間キープしま しょう。これを10回繰り返します。
②仰向けに寝ます。膝を抱えて背中を丸めます。この状態で30秒キープしましょう。
③四つん這いになります。手は肩の下、膝は股関節の真下に置きます。
肘を外側に向くようにし、膝の間はこぶし一個分開きましょう。
鼻から大きく息を吸って吐きながらおへそを覗き込むように背中を丸めます。
次に息をゆっくりと吸いながら顔を持ち上げ背中を反らします。肩がすくまないように注意しましょう。
これを10回行いましょう。
無理のない範囲でやってみて下さい。
セルフケアでも反り腰による身体の不調が改善されない場合は医療機関や接骨院・整体院・鍼灸院の受診をオススメいたします。
当施設のレブ整体では、施術効果を上げるために、体液の循環を促す「せいたいまくら」や「あしまくら」等を使用して施術しております。
当施設で使用している、利用者さんから好評の「せいたいまくら」や「あしまくら」や「マットレス」等が気になる方はこちらから
↓

【くわの接骨院 予約専用電話】