くわの接骨院

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2025-11-10

膝の痛み

【膝関節の痛み】

 

膝関節は2つの関節から構成される複合関節で、膝関節とは大腿脛骨関節と膝蓋大腿関節の総称になります。

 

大腿脛骨関節は、名前のとおり太ももの大腿骨とスネの脛骨から構成され膝関節の曲げ伸ばしに関与しています。
もうひとつの膝蓋大腿関節も名前のとおり、膝のお皿部分の膝蓋骨と太ももの大腿骨から構成されています。
この関節は大腿脛骨関節の補助役として機能しています。

 

膝のお皿である膝蓋骨の機能は、膝関節の伸展力を高めたり大腿四頭筋の擦り減りを防止したり
外部からの衝撃を保護する役割があります。

 

関節には、関節包という袋が関節を包み込んでいます。
関節包は大腿脛骨関節のみでなく、膝蓋大腿関節まで包んでいます。

 

本来、膝蓋骨と大腿骨の間には隙間が見られるのですが、膝蓋大腿関節症の方はレントゲンを撮ると隙間が無くなっています。
こうなると膝蓋骨の動きが悪くなってしまいます。

 

理由としては、太ももの筋肉の大腿直筋や外側広筋、腸脛靭帯が硬くなってしまい膝蓋大腿関節の摩擦力が高まっているからです。
ではなぜ、硬くなってしまうのでしょうか?

 

①身体の重心が後方にある
②足裏の荷重が後方にある
③膝関節が屈曲位荷重
④骨盤が後傾位

 

またO脚のような立ち方になっていると
①身体の重心が外方にある
②足裏の荷重が外側にある
③膝関節内反位(O脚)荷重
④骨盤が外方位

 

このような姿勢になっていると太ももの前、外側にある筋肉が硬くなり膝蓋骨を外上方に引っ張ってしまいます。

 

膝蓋骨周囲の組織が硬い状態で膝を曲げ伸ばしすると膝蓋大腿関節の内圧が高まり、膝蓋脂肪体が損傷しやすくなります。
膝蓋脂肪体とは、膝蓋骨の下で大腿骨の間にある脂肪です。
膝関節の曲げ伸ばしをスムーズに動かすための潤滑油のような存在です。また外部からの衝撃を和らげるクッション材でもあります。

 

膝を伸ばせば膝蓋骨の下方にスライドし、膝を曲げれば膝蓋骨の裏側に移動します。
膝蓋脂肪体は、疼痛を感じやすい組織で摩擦力が高まると炎症が起き痛みを引き起こします。
重度の場合は、膝を曲げ伸ばしするだけでも痛みが起こります。

 

セルフケアとしては
膝蓋下脂肪体を動かしてあげます。
膝蓋下脂肪体は、膝を伸ばした状態だと膝蓋骨の下方に来ます。
膝を伸ばした状態で膝蓋下脂肪体があるお皿の下部をつまみ左右に揺らします。次第に脂肪体が柔らかくなっていくかと思います。
柔らかくなったら、次は膝蓋骨を上下にスライドさせ動きを付けます。
また、筋肉の硬さで膝蓋骨の動きが悪くなっている場合は、膝蓋骨の外側をめくるように持ち上げます。
これも繰り返し行うことで徐々に動きがついていきます。
脂肪体の柔軟性や膝蓋骨にスペースが付くことによって、摩擦が少なくなり膝痛を軽減することができます。

 

さらに道具を使うと痛みの軽減が期待できます。
それはインソールです。
扁平足のようなアーチが低下しているような場合は、歩行時に膝が伸びにくくなってしまい膝関節屈曲位荷重になってしまうので
足部のバランスを整えてあげることで膝痛を軽減できます。

 

くわの接骨院にも膝の不調がお悩みで通所されている方がたくさんいらっしゃいます。
同じ膝の痛みといっても人それぞれ原因が異なります。
私たちは検査を行い根本原因を施術していきます。

 

 

 

当施設のレブ整体では、施術効果を上げるために、体液の循環を促す「せいたいまくら」や「あしまくら」等を使用して施術しております。

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