くわの接骨院

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2024-12-20

むくみ(浮腫)

「むくみ(浮腫)」

 

『むくみ』とは、何らかの原因で血液中の水分が血管外に異常に浸み出したり血管やリンパ管に水分が吸収されにくくなり、水分が溜まった状態を言います。

 

むくみは身体のどの部分でも起こりますが、特に足に起こりやすいです。
足は心臓から遠く、重力の影響を受けやすいため、むくみやすい傾向にあります。

 

むくみは生活習慣や病気などが原因で起きます。

 

《生活習慣》
①長時間同じ姿勢・運動不足
デスクワークなどで長時間同じ姿勢が続くと血流が悪くなりますし、筋肉によるポンプ作用が
弱くなってしまうため身体がむくみやすくなります。

 

②冷え
体が冷えると筋肉が硬くなってしまうため、血液の循環を助ける働きが弱くなりむくみやすくなります。

 

③過剰な塩分・アルコール摂取
人間の身体は塩分濃度を一定に保とうとするため、塩分が増えると薄めようと水分を身体に溜め込みます。
また、アルコールを摂り過ぎると血中のアルコール濃度が高くなり、血管が拡張してしまいます。
それによって血管やリンパ管などでの水分の吸収が間に合わなくなり、むくんでしまいます。
塩分・アルコールを摂り過ぎてしまうと顔がむくみやすくなると言われています。

 

④女性ホルモン
プロゲステロンというホルモンが体内に水分を蓄えようとする働きがあるため
生理前の時期はむくみやすくなってしまいます。

 

《病気》
全身がむくんでいる場合
①腎臓の病気
腎臓から水分が排泄できなくなると体内に水分が溜まってしまいます。。
まず足が左右対称にむくんできます。むくんでいる部分を10秒以上押すと、そのへこんだまま残ります。
水分が排泄できず体重が5㎏以上増えると全身にむくみが生じます。

 

②心臓の病気
心臓の働きが弱くなると腎臓への血液循環も弱くなってしまうために
腎臓の病気と同じようにむくみが生じます。
心臓の病気の中でも右心不全は腕や手に、うっ血性心不全の場合はまぶたにむくみが生じやすいです。

 

③肝臓の病気
肝機能が低下するとアルブミンというタンパク質が減少します。
アルブミンは血液中に水分を引き込む働きがあるため、減少すると血液中の水分が血管外に漏れ出るため
お腹や手足に水分が溜まります。

 

④ホルモンの病気
甲状腺機能低下症などで甲状腺ホルモンの分泌が低下すると
代謝が低下してしまうためにむくみが生じます。顔面にむくみがでやすいです。

 

 

・体の一部がむくんでいる場合
①血管性浮腫
アレルギー反応などによるむくみ。

 

②静脈の病気
血栓ができてしまった事で血流が悪くなり、足のむくみを引き起こす。

 

③リンパ浮腫
何らかの病気によりリンパ管が圧迫や手術などでリンパ管やリンパ節を切除した場合むくみます。

 

④炎症を引き起こす病気
蜂窩織炎など感染症炎症が起きている局所的なむくみ。

 

こういった理由からむくみが身体に生じてきます。

 

多くのむくみは一過性のものでセルフケアで解消できます。

①食事
塩分量やアルコール摂取量の見直しや
カリウムを多く含む食品の摂取(バナナ、キウイ、アボカド、ほうれん草、海藻類)
カリウムは塩分の排泄を促す効果があり、血圧を正常に保つ効果もあります。

 

②マッサージ
むくんでいる所を末梢から中心(心臓)方向にマッサージをしてあげると良いです。

 

③運動
運動を習慣的に行い筋ポンプを利用し血液循環を促しましょう。

 

④足を心臓よりも高く上げ重力を利用しむくみを解消する。
などがあります。

 

 

長期に渡るむくみや全身に広がるむくみの場合は何か病気が隠れている場合があるので医療機関の受診をお勧め致します。

 

温かいお風呂にゆっくりつかる事で血行が良くなります。

 

 

 

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