2024-07-19
首の疲れ予防
【首の疲れ予防】
私たちの頭をいつも支えてくれる首。
頚椎、椎間板、脊髄などの重要な器官が通っている首は、横から見た時に頚椎が前弯と言って前方に弯曲した状態が理想的と言われています。しかし、現代生活ではスマホやパソコン作業などで首が前に突き出たり、下に曲がった姿勢を長時間とる事が多く、だんだんと首の弯曲が失われストレートになっていきます。
頭部の重さは体重の1/10、4~6キロと言われています。
首は、その重さを前弯により重みを分散し衝撃を和らげて、首や肩に負担がかからない様にしてくれています。
頭を15度前に傾けると首には約3倍の力がかかります。角度が大きくなればなるほど、それだけ大きな力が首や肩にかかります。
大きく傾いた頭を支えているのは首の後ろ側の筋肉や背中の筋肉で引っ張り上げようと常に緊張状態になってしまいます。
釣りで例えると大物がかかった時に釣り竿は魚に引っ張られ前方にしなり、釣り糸もピーンと張っていきます。
そのまま引き続けられては釣り竿が倒れてしまいますし、魚も引き上げられません。
なので釣り竿を立てるように後方に引っ張り上げ、釣り糸を巻き取ることによって魚を釣り上げるのですが、ここでいう魚が頭で釣り竿が首、釣り糸が筋肉になります。
何となく伝わりますでしょうか…?(;^ω^)
こうして頭部が前方に傾くことによって首に負担がかかって疲れやすい環境となっているようです。
さらに、日本人は頭のサイズに対し、頚椎が小さくて首が短い人が多く、一つ一つの頚椎にかかる負担が分散されにくいため、首に症状を抱えやすいのです。
首の前弯が失われていくと徐々に変形しストレートネックとなり、さらに悪化していくと後弯変形に陥ります。
このような変形をしていくと脊柱管が狭くなりさまざまな症状を引き起こしてしまいます。
頭痛・めまい、手のシビレなど、首以外の部分に症状が広がってしまう事もあります。
もちろんスマホやパソコン作業を長時間しないように意識することは大切ですが、現代社会においてスマホやパソコンを使う時間を減らすことは至難の業です。
スマホやパソコンを使いながら誰でも毎日できる予防習慣を取り入れ、予防していくことが現実的なストレートネック予防法と考えます。
簡単な運動や習慣を紹介します。
まずは、生活習慣から説明します。
パソコン等の画面を目の高さくらいに合わせるようにするとうつむき姿勢が予防しやすくなります。
高さの調整法は背筋を伸ばして目を閉じ、パッと目を開いた時に来る目線の高さが良いとされています。
次に枕の高さです。枕が高すぎると寝ている時も首が前に倒れた姿勢になってしまいます。
高すぎる枕は避けて下さい。
タオル枕で高さを調整してみてもいいです。
またタオルで枕の作り方を紹介します。
バスタオル60センチ120センチのタオルを三つ折りにします。
数回巻いてロール状になった部分を首のカーブに納まるようにします。首の下に敷くことで前弯を作ります。
巻く回数ですが、首に入れて寝てみた時に目線がまっすぐ天井を向いているか、喉の圧迫感はないか、肩が敷布団についているかを確認してください。
最初は5~10分間だけ寝てみるを続けるのも良いと思います。
次に簡単な運動を紹介します。
背中と首を真っすぐにし手で頭を押さえます。
前方、後方、右、左と各方向それぞれを5秒間、頭と手で押し合います。
これを各5~10セット行って下さい。
次にタオルを使い首にアーチをつけるストレッチです。
フェイスタオルの端を両手に持ち、首の後ろにかけます。
タオルの中央を当ててタオルの両端を前下方に引くと頭の重みでタオルを支点に頭が後ろに倒れます。その状態を30秒キープします。
この時に背中ごと後ろにのけぞらないようにして下さい。それと無理やり引かずにゆっくりと引いて下さい。
またセルフケアでどうにもならない場合は外部からの調整が必要な状態です。
お近くの医療機関もしくは当施設のような接骨院などで施術をしてもらうことをオススメ致します。
当施設のレブ整体では、施術効果を上げるために、体液の循環を促す「せいたいまくら」や「あしまくら」等を使用して施術しております。
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