くわの接骨院

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2023-11-19

坐骨神経痛と間欠性跛行

【坐骨神経痛と間欠性跛行】

 

高齢女性が苦しんでいると考えられる脊柱管狭窄症

 

日本人が不快な症状としてあげているのが腰痛と肩こりで、その中でも高齢者の腰痛の原因として多くを占めるのが脊柱管狭窄症です。

文字通り脊柱管が何らかの原因で狭くなって、神経や血管を圧迫するために腰の痛みなどを引き起こす疾患です。

 

国内の患者のうち約70%は70歳以上で、70歳以上に限定してみると女性患者が男性患者の2倍になり、多くの高齢女性が苦しんでいると考えられます。

では、なぜ脊柱管が狭くなるのかというと、生まれつき脊柱管が狭かったり、脊柱管が正常より狭く成長したりする先天性があります。

また、すべり症・椎間板ヘルニア・腰椎への手術などにより狭くなる後天性もありますし、中高年に多いことからも加齢による病気や変性も原因として考えられます。

 

 

脊柱管狭窄症の特徴的な症状としては、坐骨神経痛と間欠性跛行の2つが挙げられます。

 

坐骨神経痛は、脊髄の通り道となっている脊柱管が狭くなることで、神経が圧迫されて下半身のしびれや痛みが生まれるものです。

 

間欠性跛行は、一定の時間歩くと足に痛みやしびれが表れるけど、少し休むと再び歩くことができるようになるというものです。

ただ、症状が進行すると短距離を歩いただけでも痛みが生じてしまうために、外出が厳しくなるなど日常生活に支障をきたすこともあるのです。

 

脊柱管狭窄症の治療は、排泄障害など重い症状がみられる場合は手術が検討されますが、神経根が圧迫される症状の軽い場合には、姿勢の改善や運動を心がけたり、痛みがある場合は安静を心がけたりする保存療法が中心になります。

 

保存療法としての薬物療法では、非ステロイド性消炎鎮痛薬や内服薬、貼付薬や塗り薬などが用いられます。

また、血管を広げる作用がある循環障害改善薬を用いて血流の改善を図ることもあります。

 

理学療法としては、血行の改善を即すための温熱療法や超音波療法が行われて、場合によっては腰椎の牽引も行います。

装具療法としては、腰部の安静を目的として腰部コルセットを装着しますし、腰を少し曲げた状態で固定する屈曲コルセットを使用することもあるのです。

 

痛みが強い場合には、痛みの伝達を遮断することや血流改善・炎症を鎮める目的で、局所麻酔薬を注射する神経ブロックが行われます。

 

強い神経障害がある場合や保存療法で効果が得られない場合などに手術が検討されて、その方法としては開窓術や椎弓切除術などが実施されて、除圧部位に支障をきたす場合は固定術の併用をします。

 

姿勢に注意する、年齢や生活などのレベルに合った適切な運動を取り入れる、肥満を予防・改善するなどを意識して日常生活を送ることも大切です。

また、背中を反らせる姿勢は症状が起こりやすくなるので、杖や手押し車などを使用して前かがみの姿勢で歩行すると痛みが緩和されます。

それから痛みがあるからと言って安静にしすぎるのも良くないので、医師の指導の元で適度に体を動かし筋力を鍛える運動を心がけることも大切です。

 

このように日常生活において工夫や注意をすることも必要なことです。

 

 

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