くわの接骨院

TEL:024-923-8887(予約制)

2023-08-26

腰の圧迫骨折

【腰の圧迫骨折】

 

腰の圧迫骨折は、背骨が急激に曲がったことで、椎体につぶれるストレスがかかってしまうことで発生する圧迫骨折です。

よくある腰の圧迫骨折といえば、転倒です。
勢いよく転倒して尻もちをついてしまうことで、腰の骨が強制的に強く曲がってしまい、椎体がつぶれてしまうのです。
高齢者が転倒して骨折してしまう場合は、このような圧迫骨折が非常に多い傾向があります。
その他には、高い所から転落した場合やスポーツによる圧力で生じてしまうこともあります。

 

圧迫骨折は、骨折したての頃はあまり重要視されないことも多いようです。ほんのちょっと痛いような感じがして、放っておいても治るかなと思う程度の痛みの場合もあります。
そのため、対処が遅れてしまい重症化してしまうこともあります。
スポーツや日常生活で強い衝撃を受けた時に腰に違和感を思える場合は、すぐに専門医に診てもらうことをオススメします。

 

圧迫骨折の診察は、レントゲンで行います。
しかし、圧迫骨折の初期段階ではレントゲンで写りきらない場合もあるようです。
そのため、MRIやCTを併用して細かく診察をしていきます。

 

【圧迫骨折の治療方法】
圧迫骨折の治療方法は、基本的に保存療法を行います。
以下のような保存療法で、改善へとみちびいていきます。

 

・コルセット療法
コルセットを装着して、腰部分を固めて改善へとみちびいていきます。
市販のコルセットではなく自分の腰に見合ったものが良いので、自分の体に合わせた医療用コルセットを使うようにしましょう。専門医に相談すると、教えてくれますよ。

 

・薬物療法
コルセット療法と併用して、薬物療法を取り入れます。
一般的には、炎症や痛みを改善させるための薬となります。

 

・リハビリ療法
圧迫骨折の状態が良くなり痛みが軽くなってきたら、リハビリを行います。リハビリは専門医の指導のもとで行うので、患者さんが我流で行ってはいけません。
我流で行い腰に余計な負担をかけてしまうと、圧迫骨折が完治しにくくなってしまいます。
必ず専門医のもとで行い、徐々に慣らしていきましょう。

 

また、日常生活では、以下のような点に注意して過ごすようにしましょう。

 

・物を持ち上げる時に気を付ける
物を持ち上げる時は、腰だけをかがめずにしゃがんでから持ち上げるようにしましょう。ヒザを十分に使って、腰への負担を軽くします。

 

・中腰状態を極力控える
中腰も、腰に大きな負担を与えてしまいます。中腰姿勢を極力控えて、長く行わないようにしましょう。

 

・床に座る時は正座で座る
床に座る際、あぐらや足を伸ばす形は腰に大きな負担をかけてしまいます。床に座る時は正座で座り、なるべく椅子に座ることをオススメします。

 

・ゆっくり動くようにする
急いで動くと、腰に大きな負担がかかってしまいます。いつでもゆっくり動く癖をつけるようにして、腰への負担を軽くしましょう。
特に起き上がる時は急に起き上がらず、横に向いてインターバルを開けてから、ゆっくり起き上がるようにしましょう。

 

圧迫骨折は軽い骨折に思われがちですが、立派な骨折です。
腰の圧迫骨折は様々な負担がかかってしまいますので、気を付けて改善へとみちびくようにしましょう。

 

【くわの接骨院 予約専用電話】

tel:024-923-8887