くわの接骨院

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2023-08-09

胸郭出口症候群

「胸郭出口症候群」

胸郭出口症候群とは神経障害と血流障害に基づく
上肢の痛みやシビレ、頚肩腕痛を生じる疾患の一つです。

胸郭出口とはどの部分を指すのか説明します。
頸椎から出た神経や胸から腕に伸びている血管の通り道の事を胸郭出口と言います。

この通り道には3ヶ所の関門があります。
まず前・中斜角筋の間、次に鎖骨と肋骨の間、最後に小胸筋の下を通り上肢へと進んでいきます。
これらの3ヶ所の関門を抜ける際に圧迫を受け症状が誘発されます。

3ヶ所それぞれ圧迫を受けた場所で名前が違います。
①斜角筋で圧迫を受けている場合を斜角筋症候群
②鎖骨と肋骨で圧迫を受けている場合を肋鎖症候群
③小胸筋で圧迫を受けているの場合が過外転症候群
これらを総じて胸郭出口症候群と呼び、頚肋と言って第 7 頚椎の横突起が発達して、
短い肋骨のように側面まで伸びてきてしまっている物の事を言い、
この頚肋の方も胸郭出口症候群になり易いとされています。

胸郭出口症候群のテスト法を紹介いたします。
テスト法には4つあります。
モーレイテスト・アドソンテスト・ライトテスト・ルーステストです。
今回はこの中でも一人でできるルーステストを紹介します。

胸を大きく張って、腕を開いて肩まで挙上し手が上になるように肘を直角に曲げます。
その状態で、手を握って開くという動作を繰り返します。
この動作中に手にシビレやダルくて腕を上げていられなくなるようだと
胸郭出口症候群の疑いがありますので、医療機関などの受診をお勧め致します。

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